テルミソ
テルミンという楽器をご存じでしょうか。20世紀初頭に発明された、電子楽器(という呼び方がもはやレトロ)の先駆けとも言える楽器です。
去年(2001年)あたりに公開された映画で、結構名前を知ってる人も多いのではないでしょうか。
テルミソは、Windows上でテルミンのような不思議な音を楽しむソフトウェアです。
ソフトウェアの扱い
一応、シェアウェアとさせて頂きますが、機能制限はMIDIファイルのセーブだけとします。
「え、MIDIって何?」という方は、気になさらず思う存分楽しんでください。 登録を促すメッセージ、なんてのも出ません。
「俺はバリバリのMIDI野郎だぜい。こういうインプットデバイスを待ってたぜい!」というアナタ!おめでとうございます!MIDI
Espressivoというソフトウェアを登録して頂けるとMIDIファイルの保存ができるようになります。
一応、ちゃんとしたMIDIファイルができるかどうか確認できるように、1回だけはセーブできます。
効能
- 変な音を出して遊ぶ事ができます。
- 擬音を作る事ができます。猫の声、UFOの音、幽霊が出る時の音、なんかが得意です。
- 絶対音感の訓練に使えるような気がします。絶対音感が身につけば何か役に立つか、という話は別として。
- 相対音感の訓練に使えます。これは役に立つでしょう。
- MIDIのインプットデバイスとして使えます。ちょっと変わった効果が欲しい時、どうぞ。ただし、かなりの訓練と質の良いマウス等が必要だと思います。
- 色々な条件を設定して、MIDIの聞こえ方のテストができます。
- その他、教えてください。
使用環境
MIDI音源が必要です。音源の種類は問いませんが、ソフトウェア音源だと処理が間に合わないかもしれません。
また、少なくともピッチベンドレンジが12無いと実用的には使えないでしょう。できればXGかGSの外部音源をお使いください。
使用方法
- 適当なフォルダを作ってアーカイブを解凍してください。ただし、シェアウェアとして登録する場合は必ず MIDI Espressivo
と同じフォルダに解凍してください。
- アンインストールはファイルを削除するだけです。システムには一切手を加えていません。
- 起動すると、マウスの動きに従って音が出ます。音が出ない場合は、右クリックして「Device...」メニューを選択し、適当なデバイスを選択してください。また、この場合デフォルトのMIDIデバイスの設定が間違えていますので、コントロールパネルのMIDIの設定を修正しておいた方がいいでしょう。
- 右のパネルでMIDIの設定ができます。意味が分からないものはそのままにしておいた方が無難です。
その他の設定、操作
- 「Setup」ボタン
- 設定を音源に送信します。
通常は必要ありませんが、MIDIファイルを演奏すると、パネルと実際の音が一致しない場合があります。そういう時はこのボタンを押してください。
- 「Easy Mode」チェックボックス
- イージーモードにすると、半音単位にマウスの動きを「集め」ます。下の図を参照してください。
曲を演奏する時に便利です。
-
- 「X-Axis to Tone」チェックボックス
- マウスの横方向を音の高さにします。
- 「Rec.Start/End」ボタン
- 録音を開始/終了します。
- 「Replay/Stop」ボタン
- 再生を開始/終了します。
ポップアップメニュー(右パネル)
- Device...
- MIDIデバイスの設定をおこないます
- Sound Module
- 音源の種類を設定します
- Rec.Start
- 録音を開始します
- Rec.End
- 録音を終了します
- Replay
- 録音した演奏を再生します
- Stop
- 再生を中断します
- Read MIDI file
- MIDIファイルを読み込みます
- Play MIDI
- MIDIファイルを演奏します
- Stop
- 再生を中断します
- Save as MIDI file
- 演奏をMIDIファイルとして保存します(未登録時は1回のみ)
ポップアップメニュー(左パネル)
- Load Image
- 背景の絵を読み込みます
- Cursor
- カーソルの形を選択します
- Grid Color
- ガイドラインの色を指定します
- Grid Key
- ガイドラインの調性を指定します。MIDIファイルを読み込んだ場合は、ファイルに記述してある調性に従って自動的に設定されます
注意事項、ヒント
- あまり早くマウスを動かすと、音が鳴りっぱなしになる場合があります。もう一度、マウスを左のパネルに戻して音を止めてください。
- ウィンドウのサイズは自由に変更できます。演奏し易い大きさに設定してください。
著作権など
- テルミソ(以下、プログラムと表記します)はシェアウェアですが、試用期限等はありません。
- アーカイブの配布については、以下の条件をお守りください。
1)基本的にはアーカイブをそのまま配布する事。
2)アーカイブの形式を変更する事(例:lzh、自己解凍exe)は構いません。
- プログラムの著作権はMag.(mag@cup.com)が保有します。
- アイコン、使用画像、添付画像の著作権は「くすりばこ」さんが保有します。
- 作者はプログラムの完全な動作を保証する物ではありません。また、プログラムを使用した結果生じるいかなる損害についても責任を負いません。
- プログラムは Norton Anti Virus の最新ウィルス定義ファイルによるウィルスチェック済みです。
- WWW、FTP、BBS、雑誌および付録CD−ROM等に転載される場合はできるだけ連絡して頂くようお願いします。
- その他、感想や質問、ご意見等ありましたらmag@cup.comまでお願いします。
背景画ギャラリー
くすりばこさんによる、背景画集です。
ダウンロードして、テルミソと同じフォルダに置いてください。Load Imageメニューで読み込むことができます。
MIDIギャラリー
世界一のChaos
von EschenbachフリークであるところのMark Brannan氏が早速面白いファイルを作ってくれました。
Mad Hatter
リンク
本物のテルミンの作り方を紹介したページは数あれど、テルミソのリンクとしてはいまいち...と思ってたら、ありましたよ、回路図も半田ごても要らないテルミンもどき。ハードテルミソとでも申しましょうか。
今日の必ずトクする一言の中の山本式スーパーテレミンをロハで作る(要アマ電話級程度技術編)
ちなみに、このサイトはWindowsを使ってる人は一度は見ておくべきです。
ホームに戻る
Copyright Mag. ,2002
Copyright Kusuribako ,2002