MIDI Espressivo とは?
MIDI Espressivo は、今までにない(多分。私は見た事無い)「MIDI ファイルのレタッチソフト」をコンセプトとして開発しました。
既存のMIDIファイルを簡単な操作で表情豊かなMIDIファイルにすることができます。
MIDIファイルのエラー/冗長なデータの検出、修正機能もあるので、インターネットでMIDIファイルを配布する時に便利です。
MIDIデータを編集する際のルールを定義した物を「エフェクト」と呼びます。エフェクトは添付したものに加え、ユーザが編集することができます。エフェクトの編集機能により、上級ユーザは自分のテクニックをエフェクトとして登録すればワンタッチで複雑な編集ができます。
エフェクト系のエディタに加え、ポルタメントエディタ、トリルエディタ、スラーベンダーの「独立エディタ」があります。
ポルタメントエディタは簡単な操作でポルタメントのオン/オフやポルタメントタイムを指定でき、アナログシンセのような「グライド」を簡単にシミュレートできます。
トリルエディタは効果を耳で確認しながらトリルを作ることができます。
スラーベンダーは連続したノート(メロディ)を一つのノートとピッチベンドに置き換えます。
XGエディタを使うと、ほとんどのXGパラメータを設定することができます。
セットアップマネージャで簡単、安全にセットアップを設定でいます。
誰が使うの?
次のような方に有効です。もちろん、それ以外の方でも構いませんが。
- MIDI を始めたけど、楽譜を打ち込んだだけではちっとも面白くない。MIDI ってこんなもの?
- MIDI の打ち込みは面白いけど手間がかかってしょうがない
- アイデアはあるが根性が無いのでいつも未完成
- 密かに開発したマル秘テクニックがあるんだけど、時間がかかるのであまり使わない
- ホームページにMIDI ファイルを掲載したけど、環境によっては再生できない人がいるらしい(このような方は、こちらもご覧ください)
- 聞いた感じは変えずに、データサイズを小さくしたい
サンプル
これらのファイルはZIPファイルにも添付してあります。エフェクトファイルはサンプルに合わせてチューニングしているので、他のMIDIファイルでもうまく行くとは限りませんが、お手持ちのMIDIファイルでも色々なエフェクトを試してみてください。サンプルについての説明はマニュアルのここを参照してください。
添付エフェクト一覧(エフェクトは随時追加します)
ダウンロード Ver 1.47(Download,1114K)
サポート掲示板を用意しました(現在閑古鳥が鳴いていますので(笑)、MIDI Espressivoに限らず、MIDI全般、音楽の話など何でも歓迎です)(BBS)
マニュアル(Manual)
MIDIの掟
DTMでMIDIファイルを作る時の注意点を、MIDI Espressivoの機能と併せて紹介しています。
作ってみよう、こんなファイル
簡単なデータをMIDI Espressivoを使って作ります。
動作環境について
- CPU
- i486以上。開発にはK6-166を使用しています(1.40からAthlon-900になりました)。
- メモリ
- 特に制限はありませんが、開発マシンは64Mです(同じく256Mになりました)。
- リソース
- MIDI Espressivoは、かなりシステムリソースを消費します。最近のプリインストールマシンでは、買ったままの状態で残りが50%前後になっている物もあるようです。動作が不安定な場合は他のソフト、常駐ソフトを終了させてください。
- OS
- Windows95/98/ME。ただし、システムにMIDIのドライバがインストールされている必要があります(上のサンプルファイルを再生できれば大丈夫です)。
- 音源
- ソフトウェア音源でも構いませんが、サポートしていない機能もあるかもしれません。
XG/GSのフルスペックに対応したハードウェア音源をお薦めします。開発時はYAMAHA MU-90Bをメインに使用しています。
*最低限、GM準拠の音源をお使い下さい。
*特殊な音源の場合、ドライバによっては動作しない可能性があります。
予定
エフェクト/作品募集
面白いエフェクトができたら、ぜひともお知らせ頂きたいと思います。ご本人の了解を得た上でこのページでの紹介、アーカイブへの追加もおこないたいと思っています。
また、MIDI Espressivoを使用した作品ができたら是非お知らせください。こちらで紹介したいと思います。
参考サイト
より深く楽しくMIDI Espressivoを使っていただくために参考になるサイトをご紹介します。
ギターのサンプルを使って、懇切丁寧に「いかにリアルなサウンドをMIDI
で作るか」をテーマに様々なテクニックが紹介されています。MIDI Espressivoを作る上でも、色々参考にさせていただきました。他に作品集、フリーの素材、投稿のコーナーなど盛り沢山あります。
「自動作曲システム」の作者、てつじさんのページです。自動作曲システムとMIDI
Espressivoを使えば、もう恐いものなし(かも)。他に、音楽やMIDI の理論が詳しく説明されているので、初心者から上級者まで色々参考になります。まさに研究所の名にふさわしいサイトです。
更新履歴
- 99/8/2 Ver1.0.0
公開!
- 99/8/24 Ver 1.01
○エフェクトエディタで小数の入力ができるようにした。
○エコーエディタを追加した。
● ノートの長さを変更した場合(データ修正)、Undoできないバグを修正
●変更した以外のトラックを選択した状態だと終了時にセーブの確認を
おこなわない不具合を修正した。
- 99/8/24 Ver 1.01a
●エコーエディタのロード/セーブでディレイの値が誤るバグを修正した。
- 99/9/3 Ver 1.02
●エコーエディタで新規にトラックを作成してセーブするとデータが異常になるバグを修正した。
○エコーエディタの新規トラック名をコンボボックスに変更した。
○トラックウィンドウのトラック名にチャンネルも表示するようにした。
●フォーマット0→1の変換をすると正常にセーブできないバグを修正した。
- 99/9/17 Ver 1.03
○イベントリストからイベントの追加/削除/変更をできるようにした。
○データチェックウィンドウをモードレスにした。
○イベントリストで複数のトラックを表示できるようにした。
●同一チャンネルを複数のトラックで共有している場合、ノート長の修正がうまくいかない不具合を修正した。
●フォーマット0ではシステムリセットが保存されないバグを修正した。
●フォーマット0でセーブしても終了時にセーブするかどうかを訊ねる不具合を修正した。
- 99/10/17 Ver 1.04
○ベロシティエフェクトに演算方法を追加した。
●フォントによっては表示が途切れる不具合を修正した。
●エフェクトエディタでIntervalの単位を変えると値を間違える不具合を修正した。
○ファイルヒストリー機能を追加した。
○トリルエディタを追加した。
○イベント追加で、関数の定義域として選択範囲を指定できるようにした。
○先頭1小節を空ける機能を追加した。
・その他、表示の改善、不具合修正を多数おこなった。
- 99/10/26 Ver 1.05
○スラーベンダーを追加した。
- 99/11/12 Ver 1.06
○スラーベンダーにポルタメント機能を追加した。
- 99/12/21 Ver 1.10
○XGエディタを搭載した。
○再生で「Resume」(停止した時点から再生)を追加した。
- 99/12/27 Ver 1.11
●XGエディタで、コーラス、バリエーション、インサーションに設定できないエフェクトがあるバグを修正した。
●POLYコントロール(#127)があると動作が不安定になるバグを修正した。
○データチェックの項目を追加した。
○データチェックで、RPN,NRPNの順番も考慮するようにした。
●データチェックで、コントロール#64-67が誤ってエラーになるバグを修正した。
・その他、表示の改善をおこなった。
- 2000/1/7 Ver 1.12
●データチェックで、1.11で追加した項目が修正されないバグを修正した。
○エフェクトのイベント追加で、「Post Process」の追加タイミングのロジックを改善した。
○ファイルの履歴の個数を設定できるようにした。
○データチェックで、結果をクリップボードにコピーできるようにした。
- 2000/1/9 Ver 1.12a
●1.12で、範囲「Duration」を選択した時に「Post Process」が効かないバグを修正した。
- 2000/1/29 Ver 1.20
○セットアップマネージャを追加した。
●ファイルの履歴の個数が保存時に反映されないバグを修正した。
●イベントリストで、同一ティックのデータの表示順が正しくないバグを修正した。
●データが壊れているMIDIファイルを読み込んだ時に、ハングアップする場合がある不具合を修正した。
○XGエディタで、任意のトラックにsysExを配置できるようにした。
○XGエディタで、並び替えるイベントを選択できるようにした。
○データチェックの項目を追加した。
○トリルエディタ、XGエディタで表示されるデフォルト値の計算方法を改善した。
○ループ再生ができるようにした。
○ファイルヒストリーの編集メニューを追加した。
●テキストイベントの表示の最後にゴミが入り、データによっては異常終了する不具合を修正した。
- 2000/2/23 Ver 1.21
・消費リソース節約の為、コントロールを少し削除した。
・セットアップエディタで、プログラムチェンジをタイム0に配置するオプションを追加した。
○ベロシティ変更のエフェクトに演算方法を追加した。
○既存のコントロール、ピッチベンドを変更するエフェクトを追加した。
○ドラッグ&ドロップで起動した時、ロングファイルネームに対応した。
●コントロールイベントを変更した時、Undoがうまくいかないバグを修正した。
- 2000/4/8 Ver 1.22
○バックアップファイルの命名規則を追加した。
●ピッチベンド変更で、演算の結果範囲を超えた時に値がおかしくなるバグを修正した。
・セットアップマネージャの Set At Zero オプションで,バンクセレクトとプログラム
チェンジイベントをすべてティック0に配置するようにした。
●ファイルを連続して読み込んだ時に発生するメモリリークを修正した。
- 2000/4/27 Ver 1.30
○テンポエディタを追加した。
○ピアノロールウィンドウの表示を改善した。
●1.22で、読み込んだファイルのシステム情報が正しく反映されないバグを修正した。
○選択箇所のみの再生にテンポを反映するようにした。
○イベント追加のエフェクトに音名のフィルタを追加した。
●イベント追加で、ピッチベンド値の最大/最小に同じ値を指定すると結果が0になるバグを修正した。
○選択箇所のみの再生にテンポを反映するようにした。
●エフェクトエディタで、メモ欄が空白のデータをクイックセーブするとエラーが発生する不具合を修正した。
- 2000/6/3 Ver 1.31
○ピアノロールウィンドウで任意のコントローラを表示できるようにした。
○セットアップマネージャに設定項目を追加した。
○エフェクトエディタで、NRPNをいくつか追加した。
●不正なタイムシグニチャイベントが含まれているファイルを読み込むとハングアップする不具合を修正した。
- 2000/7/7 Ver 1.32
○データチェックの項目を追加した。
○グリサンドエディタを追加した。
○コピーライト情報を設定できるようにした。
○タイトルを編集できるようにした。
●トリルエディタで、調性が変イ長調の時に音高の初期値の計算を間違える不具合を修正した。
- 2000/9/5 Ver 1.33
●1.32で、ファイルを読み込んだ時にエラーが発生する場合がある不具合を修正した。
○グリサンドエディタを改良した(ハープのエミュレーションに対応)。
○スラーベンダーにピッチベンド->ノートへの逆変換の機能を追加した。
○エコーエディタをサスティンペダルに連動できるようにした。
- 2000/10/22 Ver 1.34
・グリサンドエディタで、サスティンペダルのタイミングを改善した。
○パート演奏で、全部のトラックを演奏するオプションを追加した。
○Modify PichBend/ControlのFunction source にNote Pitchを追加した。
○データチェックの項目を追加した。
●セットアップマネージャで、NRPNを使用するパラメータが正しく反映/設定されない
バグを修正した。
●曲タイトルの設定が反映されないバグを修正した。
- 2000/10/24 Ver 1.34a
●1.34で、曲名(トラック0のトラックネームイベント)が増殖するバグを修正した。
- 2000/11/5 Ver 1.34b
●1.34で、オプションが保存されないバグを修正した。
- 2001/3/1 Ver 1.40
●テンポ情報が入っていないファイルを読み込んで「Play」ボタンを押した時に
前に読み込んだテンポが残ってしまう不具合を修正した。
●TimeShiftエフェクトでFunctionSourceの設定が効かないバグを
修正した。
●TimeShiftエフェクトでFunctionの設定が保存されないバグを
修正した。
・AddEventエフェクトで、ピッチベンドのMin.Diffのデフォルト値を
1セント(0.01半音)にした。
○セットアップマネージャにバンクセレクト情報を送信しないオプションを追加した。
○メインウィンドウのサイズを変更可能にした。
○その他、表示やデフォルト動作を改善した。
- 2001/6/4 Ver 1.41
●ノートを編集した時に開始時間がずれる場合があるバグを修正した。
・グリサンドエディタで、作成ボタンと閉じるボタンを分けた。
●XGエディタで、未定義のsysExがあると動作が不安定になる不具合を修正した。
○部分演奏で、演奏モニタに表示されている項目について、値が正しく設定された状態から始めるように改善した。
●演奏モニタで、ピッチベンドレンジが正しく表示されない場合がある不具合を修正した。
- 2001/7/16 Ver 1.42
●Modify Pitchbend/Control のエフェクトが正常にロード/セーブできないバグを修正した。
・部分演奏のアルゴリズムを改善した。
・空白のトラックは読み飛ばすようにした。
・リジュームするデータがない場合は、選択位置から最後まで演奏するようにした。
○途中でセットアップ情報を変更できる「Halfway Setup」を追加した。
○ドラムキットの表記を改善した。
○メイン画面でプログラムチェンジの場所が分かるようにした。
○ドラム/ノートチェンジャーを追加した。
- 2001/8/21 Ver 1.43
●バージョン1.42で、演奏中にセットアップのパラメータを変更すると再生がおかしくなる場合がある不具合を修正した。
●スラーベンダーのMax Intermidiate Timeが編集不可になっていた不具合を修正した。
●トラックウィンドウとチャンネルウィンドウの連携がおかしかった不具合を修正した。
○ハーフウェイセットアップで、他の小節から設定をコピーできるようにした。
○Shiftキーを押しながらPlayボタンを押すと選択位置から最後まで演奏するようにした。
○グリサンドエディタを改善した。
○小節単位のカット/コピー/ペーストができるよにした。
・トリルエディタで、チャンネル10の時はデフォルトの「Next Note」を元の音にした。
- 2001/12/3 Ver 1.44
○エコーエディタにオプションを追加した。
○イベントリストをクリップボードにコピーできるようにした。
・データチェッカで、コントローラの#84を Same Control Valueの対象外とした。
●エコーエディタで、別のトラック、チャンネルに「コピー」できないバグを修正した。
○Add EffectのFunction Sourceに「Bar」を追加した。
●トリルエディタで、他のウィンドウから表示を切り替えた時にエラーが発生する場合がある不具合を修正した。
○スラーベンダーの逆変換の精度をよくした。
○イベントリストウィンドウでテキスト、マーカーetc.の編集ができるようにした。
○再生中にテキスト、マーカーetc.の情報を表示するようにした。
○テンポエディタにエディット機能を追加した。
- 2001/5/9 Ver 1.45
○デュレーションエディタを追加した。
・演奏中のメイン画面の表示を、演奏箇所が真ん中に来るように変更した。
○スラーベンダーのタイミングを遅らせるオプションを追加した。
○テンポエディタの編集項目を追加した。
●イベントリストのサイズを変えた時、下のウィンドウが再描画されない不具合を修正した。
・テンポイベントが多過ぎる時に表示を間引くようにした。
- 2002/10/26 Ver 1.46
●テンポエディタのコピーで、前のコピー結果がクリアされていないバグを修正した。
●グリサンドエディタで、設定したベロシティが反映されない場合がある不具合を修正した。
●XGエディタで、Insertion2の設定ができないバグを修正した。
●XGエディタで、Reverb Typeの設定ができない場合があるバグを修正した。
●トラック0にシステムリセットとトラックエンド以外のイベントが入ってないファイルを読み込んだ場合に、表示がおかしくなる不具合を修正した。
- 2003/3/9 Ver 1.47
○デュレーションエディタに'Single Note'オプションを追加した。
○セットアップマネージャで、ピッチベンドレンジを変更したらピッチベンドの値も変更するようにした。
○選択範囲を演奏中の場所に移動するオプションを追加した。
○MIDIモニタにHarmonic Contents と Brightness を追加した。
・エフェクトエディタのpre/postprocessの出力を若干最適化した。
著作権等について
- MIDI Espressivoの著作権はMag.(mag@cup.com)が保有します。
- 作者はプログラムの完全な動作を保証する物ではありません。また、プログラムを使用した結果生じるいかなる損害についても責任を負いません。
- プログラムは Norton Anti Virus の最新ウィルス定義ファイルによるウィルスチェック済みです。
- WWW、FTP、BBS、雑誌および付録CD−ROM等に転載される場合はできるだけ連絡して頂くようお願いします。
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